DLCサーバー(水冷サーバー)の利用を考えている方、Motivair社のHDUは御存知ですか?
昨今、GPUサーバーなどのHPC分野において、水冷サーバーの利用が増えてきていますね。サーバーの小型化や、安定稼働の為に効率的な冷却を模索していった場合の、現在の一つの解が、DLCサーバー(水冷サーバー)になるかと思います。
DLCサーバーの冷却は、一般的に、冷水で60~80%程度を冷却し、どうしても水冷では取り除けない発熱分の残りの20~40%程度は、ファンを利用した空気で冷却していきます。また、DLCサーバーに利用する冷水は、結露が起こらない温度域で制御が必要なことと、とてもクリーンな状態を保つ必要があります。
一般的には、DLCサーバー利用の為の方法は、以下の2つです。
- 専用チラーなどの熱源を利用
専用チラーなどがある場合、冷水温度を15℃以上程度に設定して、サーバールーム内において、年間を通して結露しない温度に制御して、冷水を供給します。また、もちろん閉ループにより、クリーンな冷水環境を保ちます。
- 共用チラーなどの熱源を利用
他の設備と共用の大型チラーなどの熱源を使用する場合、一般的には、チラーの設定温度が、7℃などの冷たい温度に設定されていることが多いです。この場合、CDUなどの水から水の熱交換を行うユニットを利用して、DLCサーバー専用の閉ループを作成し、他の設備とは隔てた専用の冷水ループを利用します。これにより、CDUで結露しない冷水温度で冷水を供給し、クリーンな冷水環境を保ちます。
一般的には、DLCサーバーを利用する際には、熱源として、チラーなどの設置が必ず必要になってしまいます。
しかし、チラーなどの冷水を冷却するための熱源が無くても、DLCサーバーを利用したいと言ったユーザー様は多いのではないかと思います。今回、御紹介するMotivair社製 HDU (Heat Dissipation Unit™)は、そのようなユーザー様の夢を実現できる製品になります。具体的には、下記の様なユーザー様に最適な製品となります。
- チラーなどは無いが、DLCサーバーを小規模環境で検証したい。
- チラーなどの設置は難しいがサーバールームに既設空調が十分な冷却能力を持っている
- 空冷サーバー/ストレージとDLCサーバーを組み合わせたパッケージシステムを計画したい。
Motivair社製HDUは、小容量モデルのIn-Rack(ラックマウント型)から、中~大容量の据え置き型までラインナップされています。HDUは、DLCサーバーとHDUの間に冷水の閉ループを作成し、DCLサーバーで発生した排熱を、HDU内に実装されている水-空気の熱交換器により、排熱を除去して、サーバールーム内に暖かい空気として放熱します。DLCサーバーには、HDCで冷却された冷水が供給され、DLCサーバーは、安定稼働を実現します。
詳しくは、弊社までお問い合わせくださいませ。
【Motivair社製 HDU製品の紹介ページ】
※カタログダウンロードはこちらのページ下段から可能です。
・Motivair社製 Heat Dissipation Unit | HDU
【Motivair社製 ChilledDoor / CDU製品の紹介ページ】
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