サーバルームの空調に求められる姿
サーバルームの空調とは、ひとことでいうと何でしょうか?
人によって考え方のプロセスが異なると思いますが、「IT機器の冷却」と答える人が殆どでしょう。
では、サーバルームの空調に求められる姿はと問われたら、答えを整理するまでにある程度時間を要するのではと思います。
今回はこのテーマに絞って、お話ししてみたいと思います。
大きく整理すると、3つのポイントがあると思います。
IT機器ハードウェアアーキテクチャー
一つ目は、「IT機器ハードウェアアーキテクチャー」です。
IT機器のトレンドを知る必要があるのですが、以下の点に整理できるのではと思います。
・高密度
・高負荷(高発熱)
・データセンターへの集約(集中管理)
社会動向
二つ目は、「社会動向」です。
SDGsなど、新しい言葉も生まれてきていますが、概ね、以下の点に整理できるのではと思います。
・省エネ
・エコ
・コンプライアンスの遵守
業界動向
三つ目は、「業界動向」です。
データセンターの業界では、多くの専門的な言葉があり、冗長性を向上させたり、省エネであるなど様々ですが、以下の点に整理できるのではと思います。
・GreenIT(地球環境への配慮を情報通信技術に適用した思想)
・PUE/DCiE(IT機器に関するエネルギー効率を表す指標)
・ITシステムとインフラファシリティの融合
※「GreenIT」については、弊社が運営しているData Center Caféに、詳しい記事を投稿しています。
※「PUE」については、弊社が運営しているData Center Caféに、詳しい記事を投稿しています。
※「DCiE」については、弊社が運営しているData Center Caféに、詳しい記事を投稿しています。
これら3つのポイントから、サーバルームの空調に求められる姿とはと問われたら以下の5点と答えられるのではないでしょうか。
サーバルームの空調に求められる姿とは?
・ITシステムの冷却
・ITシステムの安定稼働
・ITシステムの信頼性向上
・ITアーキテクチャーへの追従
・高効率と省エネ、そしてグリーン
尚、ここからは、私たちの考える、サーバルームの空調に求められる姿へ導く手段について整理します。
「Green of IT」や「Green by IT」という言葉をご存知ですか?
我々DC ASIAはサーバルームファシリティのソリューションインテグレータです。
特に「Green by IT」を大切に考えていますが、これを以下のように定義します。
Green by IT
ITを活用した、資源消費を抑え、削減するグリーン化の取り組み全般が広義である。
空調などのインフラファシリティの効率化も「Green by IT 」といえるでしょう。
より効率の良いソリューションを展開することで、サーバルームの空調に求められる姿を強く意識しつつ、Green by IT が実現します。
(おまけ)
Green of ITとは、IT機器そのもののグリーン化です。
多くの情報を処理でき、かつ電力などのエネルギーが小さいほど、Green of ITの能力が高いといえます。
当社では、「サーバルームの空調に求められる姿」に追従した、InRow Cooling、アクティブ型リアドア空調、ラック一体型空調、小容量のサーバ用空調をご提案できます。
また、コールドアイルやホットアイルを簡易的に閉じ込めることによって、空調効果をかなり効率化するものもご提案できます。
ここではお話ししきれないノウハウや皆さまの知見を高めるソリューションを展開できたらと考えております。
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小容量のサーバ用空調はこちら
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また、DC ASIAでは、皆さまのデータセンターのコンサルテーションを積極的に行っています。
相談してみたら、データセンター構築や運営のヒントが見つかるかもしれません。
データセンターファシリティの知見について、DC ASIAは小さい会社ながらも自信を持っています。
小さな疑問でも結構ですので、是非ご相談ください。
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