DC ASIAよりご提供するフリークーリングチラー概要
以前、「フリークーリングとは?」という、お話しをさせていただきました。
我が国には四季があり、夏季は高温多湿であり、中間期(春、秋)は涼しい時期があり、かつ冬季は厳しい寒さとなります。
中間期や冬季の外気を利活用することで、ひとつの方法論として、チラーやクーリングタワーをどう利活用し、電力を削減できるのかということを、簡単に図解させていただきました。
そこで、今回は弊社の取り扱う、米国Motivair社の空冷フリークーリングチラーについて、簡単にご案内したいと思います。
Motivairフリークーリングチラーについて
Motivairフリークーリングチラーは、ミッションクリティカルで高い信頼性を要求するデータセンターやエンタープライズ向けに開発されています。
DC ASIAでは下記ラインナップのフリークーリングチラーをお客様のニーズに合わせてご提案します。
以下のそれぞれのシリーズの概要を明記していますが、シリーズ毎にブローシャをダウンロードが可能です。
取扱製品:Motivairフリークーリングチラー
MPCシリーズ [2-100 Ton](7-350kW)
【スクロールコンプレッサーを搭載したコンパクト・低コストの空冷および水冷チラー】
スクロールチラーは比較的、小型のシステムに利用されます。
小型システムにおいて効率が高いとされ、省スペース型として、MPCシリーズが該当します。
※スクロールコンプレッサー搭載空冷チラー仕様:17種類
※スクロールコンプレッサー搭載フリークーリングチラー仕様:13種類
MLC-SCシリーズ [70-320 Ton](250-1,150kW)
【スクロールコンプレッサーを搭載した低騒音・低振動の中型~大型の空冷チラー】
スクロールチラーは比較的、小型のシステムに利用されます。
MPCシリーズより大きな熱容量にも対応できるタイプもあり、MLC-SCシリーズが該当します。
※スクロールコンプレッサー搭載空冷チラー仕様:15種類
※スクロールコンプレッサー搭載フリークーリングチラー仕様:14種類
MLCシリーズ [60-500 Ton](200-1,750kW)
【スクリューコンプレッサーを搭載したコストパフォーマンスの高い中型~大型の空冷チラー】
スクリューチラーは比較的、小~中型のシステムに利用されます。
中型領域で最も高効率であり、コストパフォーマンスが良いとされ、MLCシリーズが該当します。
※スクリューコンプレッサー搭載空冷チラー仕様:16種類
※スクリューコンプレッサー搭載フリークーリングチラー仕様:16種類
MLTシリーズ [75-350 Ton](260-1,200kW)
【超高効率なTurbocor製の磁気軸受ターボコンプレッサーを搭載した中型~大型のCentricorチラー】
ターボチラーは比較的、大型のシステムに利用されます。
大型システムで最も高効率と言われ、MLTシリーズが該当します。
※ターボコンプレッサー搭載空冷チラー仕様:11種類
※ターボコンプレッサー搭載フリークーリングチラー仕様:11種類
主な仕様一覧
ご紹介させていただきました、4つのシリーズ(MPC、MLC-SC、MLC、MLT)の、細かな内容は製品ブローシャに明記しております。
ここでは、主な仕様を一覧表でまとめておりますので、ざっくりと把握する際に、ご利用ください。
さいごに
SDGsによる持続可能な開発のための国際的な開発目標として、ますます省エネによる地球環境への貢献は加速する方向です。
また、昨今のエネルギー需給問題もあり、自然エネルギーの利活用も必要になってまいりました。
是非、チラー導入の際は、フリークーリングの要素も加えることで、ご検討の幅を拡げていただければと思います。
DC ASIAでは、皆さまのデータセンターのコンサルテーションを積極的に行っています。
相談してみたら、データセンター構築や運営のヒントが見つかるかもしれません。
データセンターファシリティの知見について、DC ASIAは小さい会社ながらも自信を持っています。
小さな疑問でも結構ですので、是非ご相談ください。
—————————–
データセンターのコンサルテーションご相談あれこれはこちら
その他、ソリューションや製品関するご質問やご相談はこちら
■参考記事
米国Motivair社製フリークーリングチラーの日本での販売を開始~データセンターのCO2排出量削減目標達成を支援~