サーバルーム空調はどれくらい冗長性を確保するべきか
サーバルームで専用冷却が必要になったのは、随分前からです。
電算室と呼ばれていた頃から、必要視されてきました。
今では、様々な規格や推奨があり、国や商業形態により、選ばれているのではないでしょうか。
今回は、「サーバルーム空調はどれくらい冗長性を確保するべきか」をスポットにあてて、お話しさせていただきたいと思います。
冗長化とは
冗長化とは、障害が発生した場合に備えて、「予備」を普段から配置しながら運用することです。
予備を用意して緊急時(メンテナンス時にも)に備えることを「冗長化する」といいます。
空調の冗長化の本質的なこととして、空調機の故障もしくは点検中に、コンピュータ(サーバなど)が継続して運用できるようにすることです。
N台とは
空調機自体も進歩しており、内部の部品や装置が2重化されたものも出てきていますが、緊急時のあらゆる事態を拡大解釈すると、空調機自体を余分に常備しておいた方が間違いがないため、サーバルーム空調の冗長性を持たせるには、このようにシンプルな考え方が一般的といえます。
発熱容量(kW)を満たせる空調台数をN台といい、NはNeeds(ニーズ)の頭文字をとったものです。
1台余分に冗長化することを「N+1」といい、2台余分に冗長化することを「N+2」といいます。
冗長化された空調機の台数
現在では、多くの推奨値があります。
例えば、JDCCティア、TIA942、Uptime、FISC、JEITAなど様々です。
以下に整理してみましたが、冒頭にお話しした通り、様々な規格がありますので、詳しくはお手にしてみてください。
こちらはあくまでも参考程度ですが、一般的に言われている冗長化された台数を示しています。
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