仮想サーバーと物理サーバーの紐づけ管理

K-Iwasaki

年々大規模化や複雑化が進むデータセンターの物理インフラ管理は、今やDCIM(データセンターインフラ管理)ツールなしでは運用負荷軽減や設備の効率化を実現する事は困難となり、徐々に導入が進んできています。

さて、DCIMツールの資産管理機能では、例えばサーバーに関して以下のような項目が管理できます。

  • メーカー、型番、寸法、重量、定格消費電力などのカタログスペック情報

  • フロント、リアの画像とネットワークポート・電源ポート数及びその位置

  • 実際の使用電力

  • 各ポートの接続先、経路

  • シリアル番号、IPアドレス、MACアドレス等の各機器固有の情報

  • ホスト名、管理担当者、リース期限などのユーザ固有の管理情報

  • OSバージョン、インストールソフトウェアなど

  • 監査証跡

このように、ありとあらゆる情報をDCIMでは一元的に管理できるのですが、ひとつ抜けている項目があります。それは仮想サーバー情報です。

現在、サーバーリソースの有効活用や遠隔管理の利便性などの数多くのメリットがあることから、サーバーの仮想化は今や標準的に利用されているテクノロジーです。
サーバー管理者は通常、仮想サーバーをベースに日々の運用をされており、彼らにとって通常は物理サーバーがなんであるかはあまり関係ありません。

そこで弊社取り扱いのDCIM Sunbird dcTrack では、VMWareと自動同期をすることで物理サーバーと仮想サーバーの紐づけを常に自動同期し管理します。

 

このことによって、ようやく完全なサーバー資産管理が実現します。

仮想サーバーの通信障害などは物理的なネットワークの問題に起因することも多く、そうした場合、問題が起きている仮想サーバーが実際にどの物理サーバーに収容されており、そしてそれがどこにあり、どのように接続されているかを迅速に知る必要があります。

このようなシチュエーションにおいて、この機能は効果を発揮します


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