ICT機器に最適な環境を維持しつつ電気コストを抑える

K-Iwasaki

しばしばデータセンター内の室温が上昇して、データセンターが止まったりといった障害を耳にします。
先日2021年2月20日にAWS東京リージョンで起きた障害も、冷却システムの故障により高温化した一部のサーバーがシャットダウンしたことが原因でした。2019年8月の障害も同様の原因でした。

このように、データセンター内の空調の異常はシステム障害の要因になることから、現在ほぼ全てのデータセンターで温度監視は行われています。
あらかじめ設定された閾値を超えるとアラームを発報し、未然にシステム障害を防ぐ設定が行われています。

一方、空調機の電気代は非常に高額となり、また環境にもやさしくありません。
よって、最近ではアイル分離やアイルコンテインメントなどによる効率的な空調制御で、室内の空調を最適化する試みが進んできています。

アメリカ暖房冷凍空調学会のASHRAE®が発行した TC9.9 2016ガイドラインによると、サーバールーム内の室温は、18~27度の範囲内を保つことが適切と言われています。

また、温度と湿度は相互に関連しており、湿度が低いときには静電気のリスクが高まり、あるいは相対湿度が高くなると結露のリスクが高まります。

これらの要件をすべて満たすソリューションの一つとして、Sunbird PowerIQがあります。

特許取得済みの電子湿り空気線図機能により、ホットスポットや過冷却を容易に確認でき、またASHRAE®または各サーバーメーカーが推奨する環境範囲に保ち、電気代削減と共にサーバーなどのICT機器の寿命を延ばすことができます。


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