【DCIMユースケース】容量を容易に把握する
DCIM
今回はDCIMツールの機能のひとつとして、現在のラックの容量を容易に把握する方法をご紹介します。
Sunbird dcTrackではフロアマップ上に表示されたラックそれぞれの容量を簡単に知ることが出来ます。
ラックの「容量」と言っても様々な項目があります。
例えば、機器が搭載できる「ユニット数の空き容量」やラックの許容荷重に対する「搭載可能重量」、あるいは「電源の空き容量」など様々です。
例えば、新規プロジェクトでサーバーを追加導入する際に、あらかじめラックの空き状況を知りたいシチュエーションがあったとします。
その場合は、フロアマップを開き、「レポート」プルダウンメニューから、容量を調べたい項目を選びます。すると各ラックの容量数値とともに、閾値に応じて緑・黄・赤と色分け表示されます。閾値はあらかじめプリセットされていますが、変更も可能です。あるいはスライドバーで任意に変更もできます。
複数の項目の容量を同時に調べることもできます。
複数項目を追加していくと、全ての項目を複合的に評価した総合結果が導き出せます。
例えば、いずれかの項目一つでも上限閾値を超えている場合は赤色となり、逆にすべての項目の下限閾値を下回る場合は緑色のまま残ります。
この機能を使えば複合条件を満たすラックを容易に導き出すことが出来、拡張計画を迅速かつ正確に進めていけます。