DCIMソフトウェアに投資する価値がある5つの理由

K-Iwasaki

世界中のデータセンターではデータセンターインフラストラクチャ管理(DCIM)ソフトウェアの導入が進み、DCIMを導入したデータセンターでは運用をより効率的にしています。
これは大企業に限らず小規模な組織でも、データセンター運用担当者の日々の頭痛の種を軽減するためにDCIMを採用しています。

DCIM導入により得られるメリット

では、DCIM導入により得られるメリットは何でしょうか?メリットは多岐にわたりますが、ここでは5つのポイントにまとめてみました。

1.物理インフラの可視性の向上

DCIMソフトウェアは、ITインフラ全体の構成情報や監視データを一元化されたシステムに統合します。管理者は、データセンター環境がどのように構成されているか、どのリソースがどの物理マシンまたは仮想マシンに割り当てられているか、およびリソースが現在どのように使用されているかを一目で把握できます。これは、Excelスプレッドシートで管理するよりもはるかに効率的です。可視性の向上により障害対応時の対応が早くなります。

2.より優れた意思決定とリソース管理

意思決定に必要なあらゆる情報がすぐに利用できるため、データセンターの管理者は、適切なアプリケーションが適切なハードウェア上にあり、各アプリケーションが割り当てられたリソースを最適に使用していることを確認できます。また、ユーザーの要求や増加するワークロードに対応するために、リソースをより適切に管理できます。DCIMは、「来月、来年、次の5年間のニーズを満たすのに十分なスペース、電力、冷却、ネットワーク接続がありますか?」などの重要な質問に答えるのに役立ちます。

3.稼働時間の改善

DCIMソフトウェアは、重要な施設のインフラストラクチャを継続的に監視します。機器をポーリングし、データを報告し、傾向としきい値違反を監視します。これにより、システム障害につながる可能性のある弱点を簡単に特定できます。組み込みのアラートにより、データセンターの管理者はプロアクティブなトラブルシューティングを行うことができ、環境、ネットワーク、および電力に関連する潜在的なシステム障害が問題になる前に対処できます。

4.エネルギー効率の向上

DCIMは、環境(温度、湿度、気流)、電力(デバイス、ラック、ゾーン、およびデータセンターレベル)および冷却データを提供します。この情報を使用して、しきい値を超えたときに管理者に警告し、修復時間を短縮して可用性を高めることができます。また、エネルギー使用量とコストを削減する方法についての洞察も提供します。

5.リスクの軽減

DCIMソフトウェアを使用すると、組織はデータ移行やストレージの再利用などの反復的な管理タスクを自動化でき、データセンターの全停止の最大80%を占める人的エラーの可能性を減らすことができます。対処する日常の管理タスクが少なくなるため、IT管理者はより高いレベルの戦略的決定に専念する時間が増えます。
これらすべての利点を考慮すると、DCIMは、大小を問わず、データセンターの顧客にとって賢明な投資になる可能性があります。コストと時間の節約だけでも、それだけの価値があります。


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