【IT資産管理】新機種のリリース時やライブラリに登録がない場合の対応は?
今回は私たちがお客様とのDCIMの商談の中で良く聞かれる質問のひとつについて説明しようと思います。
DCIMツールの持つ重要な機能のひとつに「IT資産管理」があります。
資産管理機能では「IT機器のメーカースペック値情報」も管理する事が出来ます。例えば「デルのPowerEdge R240サーバー」のサイズ(WDH)や重量や、ポート配置、あるいは前背面画像などの情報を管理したりすることができます。
一般にDCIMツールにはあらかじめ各メーカーからリリースされた数多くのモデルのメーカースペック情報(ライブラリ)が含まれているため、ユーザーはそのモデルを選択肢から選ぶだけで簡単に登録し管理することが出来るようになっています。
このような機能の説明をすると必ず聞かれる質問があります。
「もし登録が無かった場合はどうすれば良いですか?」
ここでお客様が気にされる点は次のようなものです。
- 最新モデルは当然対応していないでしょ?
- 日本メーカーのモデルは登録が少ないはず。
上記のシチュエーションは普通に起こり得るが、そもそも追加登録できるの?仮に追加登録できたとしても結構労力がかかるんじゃないの?制限があったりしないの?
このように確かにこれらは非常にごもっともな懸念です。導入したはいいがソフトウェアに制限があって自分達が管理したい機器がすぐに&簡単に登録できないようでは本末転倒です。
「安心してください!追加できますよ」
全ての製品ではありませんが、先ほどの懸念に対しメーカー側もしっかり考えています。例えばSunbird dcTrackでは以下のような対応がなされています。
- 定期的(平均で月に一度)に最新モデルなどを含むモデルライブラリは更新される
- ライブラリファイルを個別にダウンロードし、インストールすることで更新できる
- 個別リクエストに応じてライブラリファイルを作成し納品
- お客様自身でも簡単にオリジナルライブラリを作成できる
個別リクエストのライブラリについては、Sunbirdによる作成となるので納品まで若干時間がかかります。もしすぐに欲しいということであれば弊社にご依頼いただければ弊社にてお客様環境で作成することも可能です。(個別応相談)
要するに新しいモデルや非対応モデルが仮にあったとしても迅速にサポートがなされます。よって運用に影響を及ぼすことはあまりなく、ご安心してお使いいただくことができます。