クライアントサーバー型システムではなくWebシステムをお勧めする理由
昨今のアプリケーションはすっかりWebシステムが主流になってきました。弊社が提供するソフトウェアも一部を除き、完全Webシステム化したツールが主流になってきました。
その代わりに1990年代から使われてきたクライアント・サーバー型システムはあまり使われなくなってきました。
今回はその理由を纏めてみました。
クライアント・サーバー型システムとは
「クライアント・サーバー型システム(以下クラサバ)」とWebシステムの大きな違いは、クライアントPC上にクライアント用アプリケーションをインストールするかしないか?です。クラサバでは、サーバーから受信したデータをもとにプログラム処理がクライアントPC側(クラサバ)で実行されます。一方、Webシステムではプログラム処理は全てサーバ上で実行され、クライアント側はその結果を閲覧するのみです。
クライアント・サーバー型システムがあまり使われなくなった理由
クラサバが使われなくなった理由として、まずシステムを正常に維持する為に、バージョンアップ毎に各クライアントPCに更新アプリケーションを配布しなければならないといったメンテナンス負荷の問題があったからとされています。もし多忙でバージョンアップが追い付かないままシステムを使い続けると誤動作が起きたり、その切り分けにも多大な労力がかかってしまう問題がありました。
他にもサポートするOSやデバイスに制限があることが多く、社内に設置してある専用PC端末からのLAN接続でないと画面が開けないといった不便さもありました。
クラサバが主流であった1990年代や2000年初頭の頃はまだ回線速度も遅く、ウェブブラウザの表現力も低かったこともあり、Webシステムには様々な制限がありました。しかし現在は回線速度の向上や(特にHTML5以降JavaやFlashなどのプラグイン無しで)ウェブブラウザでも高度な表現やインタラクティブな操作ができるようになりました。
スマートフォンやタブレットも含めたデバイスやOSの多様性にも柔軟に対応し、専用のクライアントソフトウェアのインストールが不要であり、インターネットからも容易にアクセス可能なWebシステムは、レガシーなクライアント・サーバー型システムを置き換えました。
DCIMツールもWebシステムをお勧め
今や多くのアプリケーションはWebシステムになっています。
データセンターインフラ管理(DCIM)ツールもWebシステムが主流です。
「Single Pane of Glass」という言葉があります。これはソフトウェアにおける優れたコンセプトを示すもので、様々な要素がひとつのウインドウで見れるということを意味する言葉です。ウインドウが次々に開いて操作が複雑な専用のクライアントソフトウェアに対し、Webシステムではブラウザ1画面にまとまり、使いやすさの面でも圧倒的に優位であるのは容易に想像つきますね。
このような理由から、もしDCIMツールの新たな導入やリプレースをご検討されている方は完全Webシステム化された製品を選択いただくことをお勧めします。
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