ネットワーク配線管理の必須管理項目とは?その全てをシンプルに管理するツール
地味だが結構面倒くさく管理しずらいデータセンターでの配線管理。皆様はどのように管理されていますでしょうか?
実は配線管理は非常に重要であったりします。サーバールーム内に無数に繋がれている一本一本のケーブルはしっかり管理しないと変更時や障害発生時の調査などで狭くガチガチに束ねてあるケーブルを物理的に手繰って調べなければならなくなります。
これは非常に苦労するもので、時にはその作業中に誤ってネットワーク障害を引き起こす原因にもなりかねません。また、ネットワーク障害原因の多くは物理層におけるケーブル断線や誤抜去などのヒューマンエラーと言われており、この事からも非常に重要であると言えるでしょう。
今回はそんな配線管理で必須である管理項目とそれをシンプルかつスマートに管理できるツールの一つをご紹介します。
配線管理に必ず必要とされる管理項目
まず配線管理と言っても単純にケーブル一本一本の結線表を管理すれば良いというものではありません。
まず配線と言っても単純なサーバーNICとスイッチポート間の直結以外にパッチパネルを介した複数ホップの経路もあります。それらの各接続ポイントであるポート情報も管理するわけですが、そのポートを持つスイッチやサーバー、パッチパネルなどのデバイス情報も管理しないといけません。さらにそのデバイスの場所を特定するためにそれがどのラックのどの位置にあるのか?なども必要ですよね?
このように配線管理はケーブル一本に紐付く周辺情報の管理が必要なのですが、他にも更に管理すべき項目があります。次に述べる項目(ポート属性情報)も管理していないと運用上困ってしまうものばかりです。
それら項目を列挙します。
- メディアタイプ
- コネクター形状
- プロトコル
- データレート
これらの情報管理が無いと、例えば機器を追加しようとした際に、条件を満たす空きポートが本当にどれくらいあるのかが分かりません。ですのでこれらも必須管理項目です。他にも必須ではありませんが、次のように運用の利便性のために管理した方が良い項目(ケーブル属性情報)もあります。
- ケーブル長
- ケーブル色
- ケーブルID(ラベル)
- 回路番号
さらに上位のネットワーク層との紐付けに必要な情報も同時に管理しないと不便ですね。
- VLAN
- ポートのIPアドレス
- サブネット
- インターフェースのMACアドレス
かなり多岐な項目を列挙しましたが、考えただけでも大変そうですね。
あらゆる情報をスマートに管理するツール
さて、これら全ての情報をスマートに管理する便利なツールの一つ「Sunbird社のdcTrack」をご紹介します。dcTrackでは上記で述べた全ての項目を非常にシンプルに一元管理することが出来ます。
dcTrackは、“エレガントなソフトウェアで、データセンターの運用管理を徹底的に簡素化する”という設計ビジョンを掲げ、複雑なデータセンターインフラ管理を、エレガントなユーザーインターフェースを用いて徹底的に簡素化しています。
よくある昔ながらのウインドウがたくさん立ち上がったり、メニューだらけで使いにくいレガシーな配線管理システムとは違い、簡単で使っていてストレスのないユーザーインターフェースが特徴です。
あちこちメニューを探し回ることなく、直感的にユーザーは知りたい箇所をクリックするだけで目的の情報にたどり着けます。ウインドウが複数乱雑に開くのではなく、一つのブラウザウインドウ内で表示が推移する非常に優れたユーザーエクスペリエンスを提供してくれます。
「配線管理システムを使い始めたが操作が難解で結局使わなくなる」という心配はもはやありません。
ぜひ一度dcTrackの配線管理機能のすばらしさをご体験ください。
Sunbird dcTrackの概要紹介ページはこちら
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