SQLデータベースから必要データを抽出 ~高度なDCIM活用事例

K-Iwasaki

DCIMソフトウェアではデータセンターの物理インフラにまつわるありとあらゆる情報が管理されます。
よってDCIMソフトウェアのデータベースはデータの宝庫です。このデータをいかに利活用し、実運用に活かせるかどうかが運用の成功を左右するポイントと言えます。
そこで、ツールのバックグラウンドで動いているSQLデータベースから任意にデータを抽出するというアイデアが生まれます。実際、過去の導入プロジェクトの際にもお客様から「SQLから直接必要な生データを抽出したい」というリクエストがあり、このような要件は比較的多いのではないかと思われます。

今回はその要件をかなえるSunbird dcTrackのSQLグリッドウィジェットの概要をご紹介したいと思います。

SQLグリッドウィジェット

Sunbird dcTrackのSQLグリッドウィジェットでは、SQLコマンドを使用してdcTrackのODBCテーブルにクエリを実行し、その結果をデータグリッド(表形式)で表示します。

そしてSQLグリッドウィジェットで表示されたデータは、CSVファイルやPDFファイルとして外部にエクスポートすることができます。

ユーザーは自由にSQLグリッドウィジェットを追加できます。SQL Query (ODBC)] ボックス内にSQL 文を入力し、お客様が求めるデータを抽出できます。
ただしこれを行うにはSQLコマンドの知識とテーブル構造の理解が必要です。(導入後にサポートは致します)

このような拡張機能をご活用いただければ、ツールのポテンシャルを最大限に引き出し、導入効果を更に高められると思います。


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