dcTrack8.1でサポートされたサブネット管理機能とIPAMダッシュボード
DCIM
先日リリースされたdcTrack 8.1でIPAM(IPアドレス管理)機能が拡充されました。
従来から資産管理・ポート管理に加えIPアドレス情報の管理を行う機能はありましたが、サブネット内のIPアドレス一覧からの使用リスト・空きリストを確認することはできませんでした。
今回のアップデートでは、サブネット管理機能と共にIPAMダッシュボードが追加され、IPアドレス登録や管理の容易さが実現されました。
では簡単に機能をご紹介します。
サブネット管理
dcTrack 8.1ではサブネット全体を登録し管理します。デバイスにIPアドレスを登録する際には、登録済みのサブネットで未使用のIPアドレス一覧から選択する方式となったことで、毎回手入力の手間が省けIPアドレス登録の容易性が向上しました。
IPAMダッシュボード
また、ダッシュボードには新しくIPアドレス管理ウィジェットが追加されました。これはSQLグリッドウィジェットの一種として、登録されたサブネット全体を関連情報と共に一覧表示します。フィルタやソート機能を使って、空きIPアドレス一覧のみを表示させたりできます。また、表示している状態をCSV形式やPDFファイルとして外部に出力できます。
IPアドレス管理はdcTrackが持つ数多くの機能のひとつです。そのため、IPアドレスがアサインされたデバイスのアセット情報やラック位置、ポート配線経路、あるいは現在の消費電力なども全て連携して確認ができますので、データセンター運用担当者の運用負荷を大きく改善します。