【DCIM FAQシリーズ③】DCIMソフトウェアのライセンス体系は?
DCIM
DCIM FAQシリーズのパート3、今回は「DCIMソフトウェアのライセンス体系」について解説します。
「DCIMソフトウェアのライセンス体系」は、見積もりに至るうえで、質問されなくても必ず説明しなければならない項目です。とはいうもののよく聞かれる質問ですので、情報として残しておこうと思った次第です。
世の中全ての製品が同じようなライセンス体系であるのかどうかについては分かりませんが、弊社取り扱い製品をベースに説明します。
以前のブログでも解説しましたが、DCIMシステムは以下の図に示す構成となっております。
- レベル1(ハードウェア):主にラック周辺に設置されるセンサー機器や、制御機器
- レベル2(ソフトウェア):レベル1の機器を集約し、統合監視 →統合監視系DCIM
- レベル3(ソフトウェア):設備や機器の資産情報、配線情報などを統合管理 →資産管理系DCIM
レベル1はハードウェアですので除外します。ソフトウェアについてはレベル2の「統合監視系DCIMソフトウェア」とレベル3の「資産管理系DCIMソフトウェア」の二つとなります。そしてそれぞれのライセンス体系は各メーカー共概ね以下のようになっています。
- レベル2(統合監視系DCIMソフトウェア):監視ポイント毎に1ライセンス消費
- レベル3(資産管理系DCIMソフトウェア):管理対象ラック毎に1ライセンス消費
尚、上記はあくまでも基本概念であり、詳細はメーカーにより若干異なりますのでご注意ください。
また、メーカーによっては登録ユーザー数(あるいは同時アクセスユーザー数)に応じて別途ライセンスが追加される場合もあります。ちなみに、レベル2と3が一体化している製品(garmit ※分離も可能)があったり、またレベル3の機能がオールインワンの製品(dcTrack)がある一方、モジュールとして細分化されている製品(Struxureware)もあります。