データセンターインフラ運用の生産性向上を実現するDCIM~その3つの効果
慢性的な人材不足、コスト削減圧力など、データセンターにおける「生産性向上」は非常に重要なテーマです。お客様との商談の中でこの点について良く質問を受けることがあります。そこで今回は「DCIM(データセンターインフラ管理)ソリューションがデータセンターインフラ運用の生産性向上をもたらす3つの効果」について簡単に纏めてみました。
① 統合化による生産性向上
そもそもDCIMツールは、今まで複数に分散していた管理台帳をワンシステムに統合化する事で、多重管理を無くし、データの精度を高めると同時に、データ入力業務の負荷を大幅に軽減できます。そしてDCIMソフトウェアのGUIは従来のテキスト台帳ベースと比べ、閲覧性・可視性に優れ、運用効率や生産性の向上に効果を発揮します。
②データ利活用による生産性向上
単に計測データや資産管理データを集めるだけではなく、その貴重なデータを元に分析を行うことは設備の利用効率向上や可用性維持、運用生産性向上にとって重要です。また、これらの分析は基本的にシステムにより自動的に処理されますので、スタッフがいちいち分析業務に携わることはありません。このような観点からも業務負荷が大きく軽減されることがお分かりになるかと思います。
例えばSunbird社のDCIMツール「dcTrack」では100種類以上のダッシュボードテンプレートがあらかじめ用意され、様々なカテゴリ、様々な角度での分析をユーザーに提示します。
③省力化を推進する機能の数々
最新のDCIMツールには、運用の省力化を推進するさまざまな工夫がなされています。例えば以下のようなものがあります。
- 事前に用意された「モデルライブラリ(各メーカーの様々な機器や設備のスペック情報などのデータセット)」によりアセットデータの入力業務を省力化
- 資産管理〜キャパシティ検索〜変更計画へのシームレスな運用フローで変更管理に関する業務を簡素化
- API連携機能で外部ツール(ITSM、ハイパーバイザーなど)とのデータ同期を行い、IT業務全体を省力化
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