【DCIM FAQシリーズ⑦】フロアマップの作成・管理に必要なものは何ですか?
DCIM
DCIMの機能のひとつにサーバールームのフロアマップ上にラックを表示する機能があります。
フロアマップでは、各ラックの位置関係が分かり、かつアラームが発生しているラックを赤く表示させたり、ラック毎の使用電力容量を始め様々なキャパシティ状態を把握したりといった事が確認できます。
このフロアマップ(フロアプラン、フロア図面)管理機能に関し、いくつかよくある質問を整理してみました。
Q1:フロアマップとは?
まず、図面はどのようにして表示されるのか?ということですが、これは各製品で異なります。
分類すると、以下の3パターンに分類されます。
- CAD図面ファイルを読み込み表示(簡単)→Power IQ、dcTrack、Struxureware DCO
- ビットマップイメージを読み込み表示(簡単)→garmit
- ソフトウェア上で独自に作成(多少面倒)→iTRACS(※3Dの場合、但し別にCAD図ベースのフロア図表示機能もある)
Q2:フロアマップを表示させるために必要なものは?
次にフロアマップを表示させるために必要なもの、別のツールは必要ですか?という質問があります。これも、上記同様製品により異なります。市場では、AutoCADライセンスを要求する製品もあるようですが、少なくとも弊社取り扱いの4製品については、表示させる事自体で別のツールは必要としませんので、追加費用も発生しません。
Q3:フロアマップ上にラックを表示させるにはどうすれば?
フロアマップ上には基本的にラックやフロアUPS、CRACなどが配置され、管理されます。
そこで、フロアマップ上にラックを表示させる方法に関する質問がでてきます。
多くのDCIMツールではマウスを使って手動で図面上にラックを移動させ配置しますが、Sunbird社製品についてはラックオブジェクトを登録する際に、ポリラインで作成したオブジェクト名と同じ名称で登録するだけで、自動的にフロア図上にマッピングしてくれるのでありがたいです。