【DCIM FAQシリーズ10】DCIMでサーバー監視はできますか?
DCIM
世の中にはインフラ運用管理ツールと呼ばれる製品は数多く存在します。
「データセンター運用管理ツール」とタイプしてググると、多種多様な製品が一覧に表示されます。
私たちが販売しているDCIM(データセンターインフラ管理)ツールもその検索結果に含まれて表示されるのですが、時々DCIMの本来の目的以外のお問い合わせをいただくことがあります。そのひとつに「サーバー監視はできますか?」という質問です。
一般的に「データセンター運用管理ツール」は次の2種類のカテゴリに分類できるのではないかと考えます。
- サーバーなどのITデバイス管理を中心としたもの
- 死活監視
- ITリソース管理(CPU/メモリ/ディスク使用率など)
- ネットワーク監視
- プロセス監視 など
- 電源・空調・配線・ラックなど設備管理を中心としたもの
- 電源監視、電源容量管理
- 温湿度監視
- 物理配線管理(情報配線、電源)
- ITアセット管理 など
ちなみにDCIMは2に該当します。DCIMでも一部サーバー管理機能を有しているものもありますが、基本的には物理レイヤ―が管理の中心となります。要するに、「サーバー監視はできますか?」という質問に対しては「No」となります。(但し、コンセント単位でモニタリングできるインテリジェントPDUを介して、サーバーの電源監視や使用電力状況を管理することは可能ですが)
1.については、各サーバーメーカーもリリースしていたりしますが、ベンダーフリーで使えるものとして、例えばZabbixはインフラエンジニアにポピュラーな監視ツールとなっています。
ユーザーはまず、このようなそれぞれの機能の違いをしっかり理解したうえで、お客様の目的に応じてツールを検討いただく必要があります。
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