ラック搭載図を基準にIT機器のアセット管理をスマートに管理する
サーバールーム内の様々なIT機器のアセット管理台帳、それを「ラック搭載図」をベースに管理されていらっしゃるユーザは結構多いのではないでしょうか?
個人的に、この方法は理にかなっていると思っています。
IT機器の資産管理で一般に管理される項目は何でしょうか?ホスト名、メーカー・モデル名、資産管理番号、シリアル番号、あたりが一般的でしょうか?他にも管理部門・担当者情報、IPアドレス、保守契約関連の情報などもあるでしょう。
これら機器のアセット管理項目に加え、それらが実際にラックのどこ(表・裏の何ユニット目?)に設置されているのか?といった設置場所の情報も把握しておく必要があります。データセンター内でのIT機器の設置場所を管理するには文字で場所を記載するよりラック搭載図を描いて視覚的に管理する方式の方がわかりやすいです。
そこで一般的にはExcelでラック搭載図を描き、それぞれの機器の枠内にホスト名を記載し、そしてその他管理に必要な情報についてはラック図搭載図の隣のエリアに記載していく、といった手法に落ち着いたのだと考えます。
この「ラック搭載図兼資産管理台帳」のベストプラクティスな手法は視認性が高く便利ではありますが、管理項目が増えるに伴い必然的にシートは横に長く広がり、閲覧性は徐々に落ちていきます。
Excelラック搭載図管理台帳のベストプラクティスを進化
もっとコンパクトにスマートに管理する方法はないのでしょうか?DCIMがその答えを出してくれます。
一つの例をご紹介しましょう。
Sunbird dcTrackのラック搭載図ビューでは、ラック搭載図上で、異なる管理項目の情報を切り替えて表示させることが出来ます。
表示の切り替えはメニューから表示したい項目を選ぶだけです。これでひとつのラック搭載図の中で様々な情報をコンパクトかつスマートに管理することが出来るようになります。もちろん表裏の管理もフリップして表示を切り替えられますし、お好きなラックを複数横に並べて同じような操作をすることもできます。
複数シートやシート内のごちゃごちゃ感などの要因で、閲覧性の低下に悩まれている皆様、このようなスマートなアセット管理に移行されてみてはいかがでしょうか?