オペレーションの簡素化を促進するdcTrackのBusiness Rules機能のご紹介
今回は、知ってると便利なdcTrackの機能「Business Rules」を簡単に紹介したいと思います。
これはユーザが運用に応じた自動スクリプトをシステムに追加して、dcTrackの日々の運用を更に簡素化・省力化していくための便利な機能です。わかりやすく言うとエクセルのマクロや、バッチ処理のようなものです。
まずひとつのユースケースを例に、どんなものかをご紹介します。
dcTrackには「マルチテナントに対応した機能」を実装しています。これは例えば複数の企業テナントが入居するコロケーションデータセンターにおいて、企業ごとにアクセスできるラックを設定し、セキュリティを確保する機能です。実際のデータセンターでも自社が借りているラック以外はアクセスできないのと同じですね。
もちろんラックだけでなく、これはデバイスレベルでも設定できます。企業内データセンターでも部門や担当ごとに管理されているサーバがあったとすると、部門や担当者ごとにサーバへのアクセス制御が設定できるということです。
しかし、この設定では、担当ユーザ項目の入力、そしてアクセス制御を個別に行わなくてはならなくなります。そこで担当ユーザを登録すると同時にそのユーザに応じたアクセス制御を自動で行うようなスクリプトを走らせれば、入力は1回で済むことになります。
他にも様々自動化できるシチュエーションはあります。Sunbirdではユーザの要望に応えてこのようなスクリプトを追加しています。(尚、このBusiness Rulesスクリプトは一般公開されていますのでどなたでも自由にダウンロードして、利用することが出来ます)