各部門ごとに別システムで管理していませんか? ~データを統合化するメリット
企業内にはさまざまな部門があり、各部門ともそれぞれの業務に応じたシステムを管理されているかと思います。
各部門の業務はそれぞれ異なりますが、取り扱うデータの一部は被っていることがあります。
業務効率向上のカギは他部門・他チームとの情報連携であると言われます。
そこで、理想的には連携性が容易なシステムを導入し、それぞれのデータを連携し合うことが推奨されます。
さて、データセンター運用業務に関係する部門としては、例えば設備部門、IT部門、総務部門、経理部門、調達部門といったところでしょうか。
データセンターの運用管理と一言でいっても非常に幅が広いです。例えばIT部門一つとっても、サーバー管理やネットワーク管理を行うインフラチームや、セキュリティチーム、ヘルプデスクや、現場のオペレーションチームなどあり、もしかしたらIT部門の中だけでも異なる複数のシステムで運用されているかもしれません。
それに加えて、設備部門や総務部門などではまた別のシステムで管理されていたりするかと思います。
データセンターの設備部門における運用管理ツールとして代表的なのがDCIMであり、これはサーバールーム内の設備を中心に監視や資産管理などを統合管理します。ただDCIMではIT機器の「物理的な」資産管理やネットワーク管理(=ケーブリング管理)、IP管理機能なども網羅されており、これはサーバー・ネットワークを管理するインフラチームの業務範囲と一部被ります。またシステムの死活監視やトラブルシュートという局面では、機器の配線経路や設置場所物理的な情報などは役に立ちます。
別の側面では、ワークフローやチケッティング管理機能もあり、これはITサービスマネジメントを行うヘルプデスクの業務と被ります。
さらに、資産管理の側面では、購入価格や保守契約期間・リース期間など、総務部門が必要とする情報なども管理されます。
Web API連携をもっと活用して業務効率を向上
Web API とは、 クライアントアプリケーション(ソフトウェア)とサーバが情報の受け渡しをする仕組みのことです。
近年では、アプリケーションはウェブベースで開発される事が増えてきました。これにより、業界標準のSOAP、RESTを使ったシステム間データnおやり取りが容易になりました。
最新のDCIMではこのような仕組みを標準的に備えており、データの他システムとの相互連携が行えるようになっています。特にSunbird dcTrackでは、例えばServicenow、BMC Remedy、JIRAなどのITSMツールとのコネクターは標準で実装されており、連携の敷居は更に低くなっています。
運用のリモート化が進み、今まで以上に他部門とのコミュニケーションが希薄になり、運用業務の縦割れによる弊害が加速するかもしれません。
システムで自動的に情報連携を図っていくことは今後もっと重要になっていくのではないでしょうか?
データセンターインフラ運用課題解決に向けたご相談は、DCIMのスペシャリストベンダーである弊社までご相談ください。
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