データセンターの資産管理を劇的に省力化 ~10数秒でアイテムの登録ができちゃう理由
データセンターの資産管理は皆様大変苦労されているようです。一般的に多いのはExcelのスプレッドシートでの管理のようですが、毎回情報を手入力で登録するのは結構大変ですよね?
このようにExcelスプレッドシートでの管理が大変なので、その作業の負荷やストレスを簡素化するためにDCIMの導入を私たちは推奨しているわけですが、実はこのメリットもあまり理解されていないケースが多々あります。
そこで今回はいかに簡素化・省力化できるかについてあらためて説明したいと思います。
といっても説明するほど高度なものではありません。
ポイントは3つ、①マスタとなるモデルライブラリ(機器のスペック値情報やステンシル画像を含むテンプレート)が、あらかじめ用意されていること、②使用済み・予約済みラックU位置が連携されていること、③ユーザインターフェースが簡素かつ使いやすいこと、です。
これらも一般的なデータベースシステムではごく当たり前の機能ではありますが、これにより、ユーザはわずか10数秒もあれば新規IT機器のアイテムをデータベースに登録できることになります。
例えば、Sunbird dcTrackでは次のようなわずか3ステップの操作となります。
- 登録したい機器の型番の一部(わかる範囲でOK)をタイプして、表示される候補リストから選ぶ
- ホスト名(管理名)を入力
- 設置先ラックとラック位置を選ぶ
この3ステップの操作自体も、候補をシステムから呼び出す方式の為、ユーザがいちいち全てを入力する手間はありません。
そして、この方式は同時に、データのダブり、欠落、不整合、表記ゆれなどが一切起きません。なぜなら機器の型番はモデルのマスタであるリストから選択し、ホスト名は同じ文字列の入力はできないようダブりを自動判別し、設置先も空いている場所しか選択肢に出てこないためです。
ちなみに、この処理は今回説明しているGUIからの手入力だけではなく、Excelシートからデータを一括インポートする際にも有効です。
データベースや台帳のメンテナンスにおいて最も課題とされる、「手間や時間」の大幅短縮と、「データの不整合」を同時に解決できるDCIMを導入しない理由がない事がここでもお分かりになるかと思います。相変わらずレガシーな台帳管理で頭を悩ませている皆様、設備やシステムの切り替え時にこのような便利な仕組みの導入をご検討してみてはいかがでしょうか?
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