まだExcel方眼紙でラック搭載図を管理しているのですか? ~その問題点と解決法
ラック搭載図は、ラック立面図とも呼ばれ、サーバー ラック内の IT 機器の搭載状況を視覚的に管理するものです。
ラック搭載図は非常に便利で、データ センター内の資産管理と共にキャパシティプランニングでよく活用されます。ラック搭載図が提供する情報により、所有している機器、さらに展開するスペースがある場所を知ることができ、トラブルシューティング プロセスを改善できます。
しかし、未だに多くのデータセンターでは、Excel でラック搭載図を描き、それを維持することに時間を浪費しています。(本来は表計算ツールであるExcelですが、セルを活用し手軽な作図ツールとして使う方法が結構ポピュラーです。このような使われ方は一般的に「Excel方眼紙」と呼ばれたりします)
Excel のラック搭載図はお金を掛けず、すぐに作れるので便利ですが、次のような問題があります。
- 時間がかかる ラック搭載図は、機器の追加・移設・撤去があるたびに手動で更新する必要があります。この単調な作業に、忙しいスタッフの時間を費やさなければなりません。データの変更だけでなく、セルを結合・解除したり色を変えたりと、単調な作業の割に時間がかかります。
- 不正確 ラック搭載図を手動で更新するという性質上、必然的にある程度の入力漏れやミスが発生し、不正確なデータは、容量不足やコストのかかるダウンタイムにつながる可能性があります。
- 維持するのが難しい Excelのようなツールは本来、複数ユーザーで利用するために設計されておらず、バージョン管理が不十分になりがちです。また、部門が異なれば最終的にドキュメントも異なってくるため、共有データに関するコラボレーションが少なくなります。
データセンターは常に変化しています。データセンターはますます複雑になり、分散化が進み、しかし多くの組織には、リモートで追跡・管理する必要のある膨大な数の IT 資産が存在します。それの管理を、20 年前と同じExcelシートで管理していても大丈夫ですか?
最新のDCIMツールではこのような問題を解決します。DCIMでは、従来のような①作業指示書をExcel添付のメールで送信し、②作業が終わってからExcelのラック搭載図を手動で更新する、といった運用を、簡単・迅速・正確な運用へと改善します。
これはラック搭載図(ラックスペース管理)だけのメリットに留まりません。搭載機器の詳細な資産管理、電源の容量管理、ネットワーク管理などデータセンター運用に必要とされるデータ全てを統合的・横断的に管理することで、数えきれないほどのメリット、導入効果が生まれるのです。
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