Sunbird PowerIQの知られざる柔軟性を紹介 ~ユーザ自身でプラグインを作成
データセンターインフラ管理の基本の一つは、「監視」です。監視と言っても多岐の範囲にわたりますが、ファシリティインフラの管理を中心とするDCIMでは、主にラック周りの電力や温度を監視します。そのために、DCIMでは通常ラック内に設置されたインテリジェントPDUや環境監視デバイスなどの計測デバイスからの各種データを収集し、ソフトウェア画面上に統合的にそれを表示します。
そこでよく質問に上がるのは、「ソフトウェアは計測デバイスをサポートしているか?」ということです。
せっかく計測デバイスを設置しても、肝心のソフトウェアがそれに対応していなければ、収集したデータを取り込むことは出来ません。これでは意味がありませんよね?
いくつかのソフトウェアは限定的なデバイスしかサポートしていません。例えばある計測機器メーカーが作った監視ソフトウェアはそのメーカーのデバイスしかサポートしないといった具合です。
しかし、製品によってはより汎用的に様々なメーカーのデバイスをサポートしています。今回紹介するSunbird PowerIQもその一つです。Sunbird PowerIQは標準でメーカー問わず様々なモデルをサポートしており、またアドオンサイトから追加のプラグインをダウンロードし、後から追加することも可能です。
しかし、それでも自身のデバイスが無かった場合はどうすればよいのでしょう?ご心配は無用です。
もちろんメーカーにお願いして作ってもらうこともできますが、それでは時間がかかってしまいがちです。また、それには追加のお金がかかってしまうかもしれません。お金を掛けずに急いですぐに対応させたいと思われる方は多いと思います。
そのようなご要望にお応えし、Sunbird PowerIQにはユーザ自身でプラグインを追加できるプラグイン作成機能(ダイナミックプラグイン)が用意されています。これは難解なコマンドラインではなく、分かりやすいGUIで行えますので、基礎的な知識がある方は容易に自身でいつでもプラグインを追加作成する事が出来ます。
目立つ機能ではないものの、このような柔軟性は実際に利用される側から見ると、実は最も重要なポイントのひとつではないでしょうか?