インテリジェントPDUをご利用中のお客様へ ~最大限活用できていますか?
ラックに取り付けるラックPDU(コンセントバー)に電力計測機能を追加した「インテリジェントPDU」は、さまざまなメリットをユーザーにもたらします。
インテリジェントPDU(以下「PDU」と記します)を使えば、ユーザー側でラック内で今どれだけの電力が使われているか?をPDU本体のディスプレイ表示で確認することが出来、更にLANに繋げばお手元のパソコンからPDUのウェブ画面を開き、同じく様々な情報を確認することが出来ます。
そして、任意の項目にしきい値を設定すると、そのしきい値を超えた場合にアラームをディスプレイやウェブ画面で確認することが出来ますし、メールで通知させることもできます。
高度なモデルでは、遠隔で電源の入り切りを制御することもできたりします。
しかし、時々現場を見させていただく中で、中にはせっかくのインテリジェントPDUを活用しきれていないお客様もいらっしゃるようです。例えば、以下のようなケースがあります。
- PDUがネットワークに接続されていない →本体のディスプレイでは計測値が確認できるが、遠隔で確認できない
- PDUはネットワークに接続されているが、統合監視ソフトウェアを導入していない →個々のPDUのウェブ画面では計測瞬時値を確認できるが、過去の傾向が確認できない。また複数台の場合、都度ログインしなければならない
なんらか特別な理由があってのことでは仕方ないですが、せっかく便利なインテリジェントPDUを導入されたので、是非そのポテンシャルをフル活用しましょう。
その第一歩はネットワークに繋ぎ、オンラインにすることです。オンラインにすると例えば以下のようなことが出来るようになります。
- 遠隔からPDUの計測値が見えるようになる
- メールでアラームを受け取れるようになる
- 遠隔での電源OFF/ONが出来るようになる(スイッチドタイプのみ)
そして、次に統合監視ソフトウェアを導入してみましょう。台数が増えてきた場合はなおさらです。
統合監視ソフトウェアを導入すると、例えば以下のようなことができるようになります。
- ひとつの画面で複数のPDUの計測値が見えるようになる
- 過去のデータやログを見たり、帳票に出力することが出来るようになる
- さまざまなグラフで視覚的に計測値を分析できるようになる
- フロアマップと連携して、計測値やアラーム状態がマップ上に表示される
(※注:すべてのソフトウェアで上記が実現出来るわけではありませんのでご注意ください)
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