Sunbird dcTrackでハーフラック、クォータラックを登録し3D表示させてみました
ハウジングサービスをご提供されているデータセンター事業者様の中には、あらゆるユーザーのニーズに応えるために、フルラック、ハーフラック、クォータラック、といったラックサイズを選べるオプションをご提供されているケースは多いかと思います。
そのようなラックを管理したいというニーズは一般的ではあるものの、なかなか今までのシステムで対応されてきませんでした。しかし、弊社がおすすめするDCIMソフトウェアのひとつであるSunbird dcTrackのバージョン8.1以降では、このようなラックも管理可能となっています。
ただ、ハーフラック、クォータラックの段積み表示については少し通常とは異なる設定が必要となります。今回はそのあたりを試してみたお話しを共有させていただきます。
Suspended Item機能を使う
dcTrackのバージョン8.1以降では、「Suspended Rack機能」が追加され、これにより、天吊り小型ラックや床下のコンソリデーションポイントなどが、3Dビジュアルビュー上で正確に描画できるようになりました。
また、直接アイテムとしての管理はしないものの、架上のケーブルラダーやセキュリティケージなども3Dで表示できるようになることで、よりビジュアル的なわかりやすさを高めることができるようになります。
この機能を使って分割されたハーフラックを作成するには、まずCAD/Visio図面でレイヤーを分ける必要があります。例えば、上段に配置させるラックのオブジェクトは通常の床置きラックとは別のレイヤーに配置します。そして、その更新された図面をdcTrackにアップロードし、dcTrackフロアマップ機能の「レイヤー」設定でレイヤータイプをSuspendedと指定し、次に任意の数値で高さを設定します。
すると、2つのハーフラックが分割された状態で3Dで表示されるようになります。
ちなみにライセンスカウントは通常のフルラックと比較して、ハーフラックで1/2、クォータラックで1/4となりますので費用的にも安心です。
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