情報を力に~DCIMが真価を発揮する時

K-Iwasaki

昨年のコロナ禍以降、「DX」という言葉を聞かない日はほとんどないかと思います。

しかし、一方で日本国内企業のDXはなかなか進んでいないという事実も聞こえてきます。

よく、日本の組織は縦割れ構造で、情報の部門間連携がスムーズに出来ていないという話を聞きますが、実はこれが日本企業のDXを阻むひとつの要因になっていると我々は考えます。

DXの本質は膨大なデータ(情報)を収集し、分析・活用していくといった、「データを企業競争力に力に変えていけるか?」がポイントになります。

では、この点をデータセンターインフラ運用の観点で考えてみましょう。
DCIMはそもそもがIT、ファシリティのあらゆる部門間の情報を横断的・総合的に管理し、分析をすることで進化を発揮できるツールですが、そもそも組織が縦割れで分断していると、データの分析・活用も組織内に限定されてしまい、その本来の効果がわずかしか発揮できなくなります。

また、DCiMに対する捉え方による問題もあります。
例えばDCIMを単に「少し便利なエクセル台帳」と捉えて利用をした場合、同じく「DCIMが持つポテンシャルを使わずじまい」というもったいない使い方になります。

DCIMは、企業の目的に沿って競争力を高めることを目的としています。 単にデータを集めてGUIで見やすくしただけの「台帳」ではないのです。

DCIMは集めたデータを様々なグラフやチャートで分析し、運用の効率化やコストダウンなどを図ると同時に、運用スタッフがより戦略的な業務に携われるように支援するツールでもあります。

これを実現する具体的な機能としては、様々な角度で分析できるダッシュボードが肝となります。例えばSunbird dcTrackは標準で約80種類のダッシュボードが用意され、追加でも数多くのダッシュボードウィジェットが追加でき、ユーザごとに必要な情報を様々な角度から確認できます。

「情報を力に」、これがDCIMが真価を発揮できる一つのキーワードなのです。


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