garmitの隠れた魅力って? ~国産DCIMが持つメリットとお勧めできるユーザー層
データセンターインフラ管理の要素は、設備管理からIT管理にわたり、またデータセンターも事業形態や担当者によって管理すべきポイントが異なります。そのような背景から、当社ではユーザーの多様な要求に応えるべく、様々なメーカーのDCIM(データセンターインフラ管理)ソフトウェア製品を取り扱っています。
DCIMソフトウェア製品は主に欧米で積極的に展開されており、それゆえに当社も欧米メーカーの製品を多く取り扱っています。その中で、株式会社デンソーが開発する「garmit」は、貴重な国産DCIMソフトウェアとして、当社のラインナップの中でも唯一無二の存在となっています。
「garmit」はまだリリース後の歴史が浅い新興DCIMソフトウェアです。そのため、一部の機能はまだ成長段階であり、歴史のある欧米製品と比較して物足りないと感じることもあるかもしれません。しかし、その「国産」であるという強みが存在します。
今回はその「garmit」が持つ隠れた魅力をご紹介しようと思います。
【魅力その1】国産メーカー製品の対応レベルが高い
garmitの魅力の一つ目は、国産メーカー製品の対応レベルが高い点です。当然ですが、欧米製品は欧米メーカーへの対応を優先します。しかし、国産メーカーは欧米ではマイナーな存在であり、優先されてサポートされることはありません。一方、garmitは国内市場をターゲットとしているため、国内ユーザーが多く利用する国産メーカー製品を優先的にサポートします。
【魅力その2】日本人ユーザーに対するUIの親和性
日本人が開発するgaemitは、ネイティブな日本語UIは当然ですが、日本人ユーザーの運用フィーリングに合う雰囲気のUIが隠れた魅力の2つ目だと思います。これってうまく説明できないですが、民族の感性によるものなので、そこはなかなか欧米の開発者にはまねができない領域ですよね。
【魅力その3】ユーザーに寄り添った柔軟なカスタマイズ対応
実は日本人ユーザーにとって、最も大きな魅力ではないかと思うのは、「ユーザーに寄り添った柔軟なカスタマイズ対応」をいただける点ではないでしょうか?欧米製品は機能面で優れているものが多いのですが、欧米メーカーは基本グローバルの顧客に対応しており、日本の1ユーザーのリクエストは彼らからするとごく一部に過ぎません。全世界のユーザーから上がってきている数多くのリクエストの中、対応されるまでの時間はかかってしまうことが多いです。また、日本独自の慣習に伴うリクエストについては、対応してくれる保証すらできないことがあります。
その反面、デンソーさんは積極的に日本人ユーザーの声を聞き入れ、個別カスタマイズや将来の機能拡張に取り組んでいただけます。(無償で対応してくれるケースや、開発費用を求められるケースもありますが)
日本は米国と大きく異なり、スクラッチ開発を好む人が多いというレポートを以前紹介しましたが、現代のドッグイヤーにおいては開発スピードが問題となり、開発コストも膨大になりがちです。また、DCIMといったかなり特殊かつにっちな領域においては開発メーカーのノウハウや既存ユーザーからのフィードバックが製品開発に盛り込まれており、DCIMをあまり知らない開発者が一朝一夕で作れるものではありません。
garmitはパッケージ製品でありながら、スクラッチ開発的な製品の側面も持ち合わせているため、ユーザーにとってはgarmitという基盤をベースに、より自社運用にフィットした形にしやすく、スクラッチ開発ソフトウェアよりもリーズナブルとなる可能性が高いです。
【魅力その4】安心のサポート
そして最後は、なんといっても「安心のサポート」です。
弊社DC ASIAでは、欧米製品を国内展開するうえで、お客様とメーカーの間に立ち、日本語でのサポートを行っておりますが、メーカーとのギャップやレスポンス性でどうしても限界は出てきます。日本企業である株式会社デンソーさんの日本人による時差の影響のないサポートは製品を使う上でやはり安心ですよね?
以上、garmitの隠れた魅力を4つご紹介しました。まとめると、よりドメスティックな運用環境のニーズが強いユーザーにとってgarmitは非常に魅力的な製品になると思われます。ほかにも今回ご紹介していない魅力がいくつもgarmitにはあります。ブログでもそのいくつかをご紹介していますので、ご興味を持たれた方は是非ご覧ください。
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