コロケーション利用料上昇の背景とコスト削減のための対策とは?
DCIM
最近コロケーション・データセンターの利用料が高くなっているとCBREのレポートが報告しています。
CBREによると、コロケーション利用料は、供給量に対し需要が旺盛なため、前年比18.6%増の1kW/月あたり163.44ドルと過去最高を記録したとのことです。
これは海外のレポートでありますが、昨今のエネルギー価格高騰の影響などもあり、日本市場でも利用料金は数年前よりは上昇しているようです。このような背景の中、利用者はコストを抑えるための対策が必要です。そこで、コロケーション利用者目線でコストを抑えるためのいくつかの方法を調べてみました。
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エネルギー効率を最適化する
- サーバーおよび冷却設備の効率を向上させることで、電力消費を削減できます。
- エネルギースター認証を受けた機器の導入や、仮想化技術の活用などが効果的です。
- インテリジェントPDUや電力監視システムを導入し、電力の利用状況を可視化しましょう。
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スペース利用効率を高める
- サーバールーム内のスペースを最大限に活用することで、余分なスペースを無駄にせずに済みます。
- サーバーラックの密度を高め、スペースを有効利用します。仮想化を活用やゴーストサーバーの排除が有効です。
- 電力リソースをより無駄なく利用することで、別のラックを借りることを抑えます。
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データセンターを移転する
- 電力価格が高い地域から低い地域にデータセンターを移転することで、コストを削減することができます。
- 移転にはコストとリスクが伴いますが、長期的な視野で見ればコスト削減につながる可能性があります。
コロケーション利用者は、これらの対策を綜合的に検討し、データセンターの利用コストを抑えることが重要です。具体的にまず必要なアクションは、継続的なモニタリングと、その結果に基づく改善を施すことです。
弊社では、このような課題を解決できるソリューションを数多く取り扱っております。ぜひ、効果的なコスト管理の実現に向けて、ご相談いただければと思います。
データセンター運用の効率化やコスト削減ソリューションに関するご相談は弊社までお問合せください。