API連携を試してみた【その2】dcTrackのデータをExcelシート上に反映
DCIM
さて、前回の「Postman」というツールを使ったAPIの動作テストに続き、今回はいよいよSunbird dcTrackからAPIで取得したデータをExcelシートに書き込む仕組みを構築してみます。前回述べたように、私は初心者であるため、コーディングはAIに手伝ってもらいましたが、その他の前提条件については何とか自力で理解し、準備しました。
ネット上で調べたところ、「JSONConverter」という便利なモジュールがあり、APIから取得したJSON形式のデータを変換し、VBAで取り込むことができます。以下に行った手順を簡単にまとめました。それぞれの手順の詳細は割愛させていただきます。
- ExcelでVBA(Visual Basic for Applications)の有効化
- まず、Excelの設定を変更し「開発」メニューを表示させ、ExcelでVBA(Visual Basic for Applications)を使えるようにしました。
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JSONConverterライブラリのインストール
- GitHubのVBA-JSONリポジトリから
JsonConverter.bas
ファイルをダウンロードし、VBAプロジェクトにインポートしました。
- GitHubのVBA-JSONリポジトリから
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「Microsoft XML, v6.0」ライブラリの参照設定
- VBAエディタの「ツール」 -> 「参照設定」から「Microsoft Scripting Runtime」と「Microsoft XML, v6.0」をチェックしました。
- 最後はコーディングするだけですが、今回は「モデルライブラリの情報を表示」させる、という簡単なAPIコードを使って試してみました。参考までに、dcTrackのモデルライブラリからGETしたデータをExcelのシートに登録するVBAコードは以下のようになりました。ちなみに最初にモデルIDを入力するようなUIにしてみました。
出来上がったシートはこちらです。
「モデル情報表示」ボタンをクリックし、IDを入力すると、dcTrackのモデルライブラリが表示されました。
簡単でしたが、今回dcTrack~Excel間のデータ連携の動作確認ができたので、この結果をもとに今後発展的な動作検証を行っていこうと思っています。
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