サーバールームの運用管理台帳で管理される項目って何があるの?
DCIM
今回のブログでは、先日Bicsiのセミナーで講演した「DCIM(Data Center Infrastructure Management)の基本概念 ~中級編」の内容の一部を抜粋して書こうと思います。
というわけで今回は、「データセンター設備・機器の台帳管理項目」の第1弾を紹介します。
まず「資産情報」で管理する項目について説明します。
資産情報といってもDCIMで管理される項目は主に物理的な機器や設備にまつわる項目が大部分なので、ソフトウェア資産などの管理は基本行いません。とはいえ、それでも以下の通り結構ありますよね。
- 機器諸元
- メーカー
型番
- 寸法・重量
- 消費電力
- ポートなど
- 機器固有情報
- シリアル番号
- MACアドレス
- IPアドレスなど
- ユーザ情報
- ホスト名
- 管理部門
- 担当者
- 設置日
- 保守期限など
- その他
- CPU/メモリ/ディスク容量
- 追加パーツ
- 前背面画像など
機器や設備の資産情報が管理出来たら、次はそれら機器・設備の配置情報を管理する必要があります。具体的にはどのような項目があるのかを見てみましょう。
- レイアウト情報
- フロア全体マップ
- サーバ室・機器室
- ラック配置
- 設備配置など
- ラック列情報
- ラック列
- ケージ
- ラック向き
- 1/2,1/4ラックなど
- ラック搭載情報
- 搭載ユニット位置
- マウントレール
- 設置方向など
- その他
- ラダー配置
- ファイバダクト配置
- バスダクト配置など
機器や設備の配置情報とともに、ラダーなどフロア内にある周辺アイテムも管理することでより細かな管理が行えるようになります。
次回は、配線情報やさらにその他の付帯情報について解説します。
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